経営者の役割を誤解している部下たち
- yousuke tsukamoto
- 8月8日
- 読了時間: 4分
更新日:8月26日
医療・介護・福祉事業において、経営者の役割について誤解している職員が多すぎるのではないかと思う今日この頃です。特に現場と経営が接する機会が多いほど、現場から経営に対して求めることが多くなっているのも気になるところです。

おはようございます。医療・介護・福祉経営コンサルティング FukushiVisionGroup株式会社の塚本です。
ということで、本日のテーマは『経営者の役割を誤解している部下たち』です。
私たちが支援する医療・介護・福祉業界においては、特にこの問題に対して頭を抱えている経営者は多いのではないでしょうか。
私がこのように、部下が経営者の役割を誤解していると思ったのは、現場で活躍するスタッフと面談する機会が多く、率直に意見を聞いた結果、フラットに考えてそのように思うことが多いからです。
私は経営コンサルタントとして、組織課題に対して真摯に向き合い、何が根本的な原因なのか分析すると、結局は「上下のコミュニケーション問題」に突き当たります。
特にこの業界は大きな組織でも200人程度となり、小さいと5人以下という小規模事業が多いことから、比較的、現場と経営が一体的に運営されているので、経営者≒現場と言う考え方が部下に根付いてしまっています。
この誤解を改めて理解させるのには、経営者含めて組織内部だけでは解決できない問題と認識しており、だからこそ外部の力を借りるメリットがあると思うところです。
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現場で働く方たちは、なぜ経営者の役割を誤解してしまうのでしょうか?
まず、よく誤解されるのは経営者が一人一人の従業員に対してきめ細かなマネジメントをするべきだということです。
これは例えば30名以下の小規模事業者であれば、経営者が一体的に現場に入っているプレイングマネジャー的な存在として、リーダーシップを発揮しているため、全く問題ないことですが・・・
30名を超える場合、経営者がプレイヤーとして現場に介入する頻度が少なく、むしろ組織運営や数年後のビジョンに向けて社長業を行うため、一人一人に声をかけて面倒みるということは非常に難しいことなのです。
本来、経営者が行うべき仕事というのは、経営安定化と向上化です。
そのための取り組みをグループ化すると・・・
①人材採用
②人材教育
③営業活動
④組織ルール適正化
⑤財務安定化
⑥必要投資
概ねこのあたりでしょうか。
しかしながら、これらのカテゴリに対して一定規模以上の組織の場合、経営者自ら手足を動かすことはしません。
どちらかと言えば、これらの必要行動についてのジャッジを行い、決断したことの責任を取ることが経営者の役割の本質だと思います。
となると、これらの必要行動について実際に手足を動かす人たちが必要です。
それが経営者以下の管理職や現場で働く方たちです。
私が最近、面談した医療・介護・福祉企業では、管理職の方から以下のような意見を頂戴しました。
「社長が現場を褒めてくれない」
「社長の指示が悪い」
「もっと末端の部下とコミュニケーションをとってほしい」
私は100人規模を超える組織において、管理職からこのような意見が出ることは、管理職自身が役割を認識できていないことが、組織を破壊する大きな原因ではないかと考えています。
だからこそ、管理者教育が重要なんですけどね・・・・
管理職の言うこれらの言い分は、全部、社長の代わりに管理職がやるべき役割なのです。
100人を超える企業の社長が、部下一人一人に声をかけることは、社長業がある中では物理的に難しいのです。
また社長の指示が悪いというのは、小規模ならその通りかもしれません。しかし管理職としては社長の指示をかみ砕き、現場を動かせるようにすることが仕事ですから、すべて社長の責任として押し付けるのは間違っています。
こういった問題に正面からぶつかったとき、改めて私が提唱する組織の役割理論が重要だと感じますね。
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