PDCAー「Plan」地域連携戦略と計画の策定②
- 5月17日
- 読了時間: 5分
おはようございます。FukushiVisionGroup株式会社の塚本です。
ようやく、本日より『THE 組織力』がAmazonで発売することになりました。
最近は、地域連携マーケティングを中心に情報をお届けしていますが、これまでは医療・介護・福祉業界の事業経営支援を行っていました。
それは、人材採用・定着支援に加え、組織運営支援、あるいは人材教育研修など、多種多様に幅広く活動していました。
コンサルタントという職業は、”わかりやすく”怪しさが付きまとうため、何か具体的な思想や実践の成果などを、こちらも、わかりやすくするために三冊の本を書いていたのです。
シリーズとしては最後となる「THE 組織力」~人が生きる経営で未来を創る~ が完成しました。
これまでの作品と異なり、10万文字を超える大作となっており、今、組織運営で課題がある方には、きっとお役に立てる内容だと思っています。
まだまだ、『地域連携マーケティング』は続きますが、こちらも、ぜひご覧ください。
THE 組織力 ~人が生きる経営で未来を創る~
さて、本日は、『THE 地域連携力~超実践型!日本一の地域連携がここにある』から、PDCAサイクルのプランについて、引き続き重要性を解説していきます。
ぜひ最後まで、ご覧ください。
精度の高い地域連携リストを作成する
地域連携戦略において、最初に取り組むべきことは、「連携先リスト」の作成です。
このリストは、地域連携活動の出発点であり、言い換えれば「営業リスト」「見込み先リスト」とも言える、すべての成果の源泉となる極めて重要なツールです。
しかし、私がコンサルティングで支援してきた事業所では、この連携先リストを「とりあえず作っただけ」で終わらせてしまっているケースが少なくありません。
そのような「なんとなく作ったリスト」では、これから実践する地域連携活動の多くが、結果として無駄になってしまう可能性があります。
私が不動産営業マンとして働いていた頃、上司から徹底的に叩き込まれた言葉があります。
それは、「リストは営業マンの命である」という言葉です。
当時は、電話営業に使用する名簿を、東京・神保町にある名簿屋にて1件20円で購入し、時間帯を変えながら何度も電話をかけていました。
どれほど優れた営業トークを持っていたとしても、精度の低いリストでは結果は出ません。
これは業種が違っても変わらない、普遍的なビジネスの真理です。
医療・介護・福祉業界においても同様です。
リストの精度が高く、そこに掲載されている事業所が「自社のサービスを必要としている可能性が高い」ターゲットであれば、必ず問い合わせや新規契約のきっかけにつながります。
私たち福祉ビジョングループでは、「地域連携先リスト」の作成サービスを提供しています。
200件程度のリストを作成するのに、約2〜4時間を要します。
地域の事業所や医療機関の情報を最新の状態で収集・整理し、その中から、どの事業所がどのような支援ニーズを持っているのかを、一つひとつ丁寧に選定していくのです。
このように、時間と労力、そして熱意を込めて作成したリストこそが、「地域連携の宝の源泉」になります。
ビジネスマナーが欠けていないか?
次に準備すべきは、「一般的なビジネスマナー」です。
残念ながら、これまで支援してきた事業所の中には、名刺交換すら適切にできない専門職も存在しました。
さらに、身だしなみに関しても、統一感や清潔感に欠けるケースが散見されました。
靴が汚れている、髪が乱れている、ズボンがだぶついている―このような状態では、利用者支援を共に行うパートナーとして信頼を得ることは難しいのが現実です。
そのため、私たちは必要に応じて、ビジネスマナー研修を定期的に実施し、基本的なスキルを身につけられる環境を整えています。
エビングハウスの法則
たった一人の身だしなみの乱れが、「不衛生な印象」として相手の記憶に残り続けてしまうのは、心理学でいう「初頭効果」によるものです。
特にローカル地域では、悪い印象や噂が広がりやすいため、細心の注意が求められます。
また、「営業チラシ」の準備も、計画の中に必ず含めるべき重要な要素です。
戦略として、地域や連携先にどのようなアプローチを行うのかを具体的に検討したのであれば、誰でも理解できるように可視化することが重要です。
なぜなら、人は言葉だけで伝えられた情報を、時間の経過とともに忘れてしまうからです。
これは、ドイツの心理学者エビングハウスが明らかにした「エビングハウスの忘却曲線」として知られています。
この理論によれば、人は学習した内容の約42%を20分後に、56%を1時間後に、そして約70%を1日後には忘れてしまうとされています。
その後も忘却は進み、1週間後には約75%、1か月後には約80%を忘れるという結果が示されています。
つまり、人の記憶は時間の経過とともに自然に薄れていくものであり、言葉で伝えても、資料を手渡しても、忘れられてしまう可能性があります。
私の経験上、病院や居宅介護支援事業所、地域包括支援センターなどの連携先では、「有益な情報が記載された資料」は一定期間、保管される傾向があります。
だからこそ、単に配布するだけで終わらせるのではなく、内容をしっかりと作り込んだ営業チラシを準備すること。
そして、形として残しながら、定期的にアクションを重ねていくことが重要なのです。
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FukushiVisionGroup株式会社
医療・介護・福祉経営コンサルティング
代表取締役 塚本洋介
(社会福祉士/福祉マネジメント修士)

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