PDCAサイクルの『Act』改善する/地域連携マーケティング
- 5月29日
- 読了時間: 4分
おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社の塚本です。
昨日は、事務所に閉じこもり、就労継続支援b型事業所向けの研修資料を作成しておりました。
皆さんは社内研修について、どのような所感をお持ちでしょうか。
経営者であれば「お金と時間を投資して学びの機会を提供している」と考え、従業員であれば「そんなことより現場が大変。めんどうくさい」と思う人がいるでしょう。
この両者の違いは、研修を行う立場として、明確に表れているのが分かります。
この場合、きっと、どちらも自分の正義を貫こうとしているのだと思います。それぞれ、立場があるため”気持ちは分かる”といったところでしょうかね。
しかし、この場合、研修内容は置いといて、学びと成長の機会を提供してくれる経営者や組織に感謝すべきであると断言できます。
働く側としては、給料をもらえるといい。
こういった視点でいるのでしょうが、経営者は、地域貢献や組織の発展と成長、それに基づく従業員の生活を預かっている責任を考えれば、「学習の機会」を時間とお金をかけて提供するのは当然なのです。
これをどのように受け取るか。
受け取り方がポジティブな人間に対して、組織は期待とポジションを用意します。
なぜなら、その思いを伝達し、いい意味で感染させることが組織やチームには必要だからです。
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本日のテーマ『PDCAサイクルのAct(改善)』
分析・評価・考察を行った後には、問題として把握した内容を「課題」として捉え直すことが重要です。
ここから、具体的な改善へとつなげていくことが求められるのです。
これこそが、地域連携活動におけるPDCAサイクルの要であり、成果を継続的に高めていくための基本的な流れです。
例えば、一日に20件以上の訪問活動を行っているにもかかわらず、新規の問い合わせがまったく増えないという結果が出たとします。
この場合、「Check」の段階における分析と考察を行うことで原因が把握できます。
例えば、「訪問件数を増やすこと」そのものが目的化してしまい、一つひとつの事業所や担当者との関係構築が十分にできていないという結論に至ることがあります。
実は、このケースは多くの経営者や事業所が陥りやすい典型的な例です。
問い合わせが増えないことへの焦りから、経営者は「もっと数を稼げ」「とにかく訪問しろ」と指示を出します。
すると担当者は、その指示を忠実に守ろうとし、“量”をこなすことだけに集中してしまいます。
その結果、地域連携活動の本質である「質の高い関係構築」が置き去りにされ、いつの間にか地域連携ではなく、「紹介してください」という押し売り型の営業活動へと変質してしまうのです。
必要なのは「強制的な機会」
新規の問い合わせが増えない場合、改善のために必要なのは「機会」と「客観的視点」です。
ここで言う機会とは、単に時間を確保することではなく、「話し合うタイミング」と「話し合う場」の両方を意味しています。
そのため私は、組織的に「地域連携会議」という機会を設けることを強く推奨しています。
かつて、私が病院経営支援を行っていた際、コンサルタントとして提案したのも、病院が病診連携を強化した結果を振り返るための「地域連携会議」でした。
この会議には、病院長をはじめ、地域連携室の室長、看護部長、副院長、診療局長などが出席し、実際の行動によって生じた結果を共有し、次回の戦略について議論を重ねていました。
また、現在、私たちが支援している多くの組織においても、課題解決について話し合う「機会」を、意図的かつ強制的に創出しています。
この「機会」とは、言い換えれば、日常業務から一度立ち止まり、考えるための“空白の時間”を意識的に作ることです。
忙しさに追われているだけでは、改善の視点は生まれません。
組織や上司が、活動の省察を行う時間を作ることで、担当者は自分の行動を内製化することができます。
それが、一人一人が成長するための機会でもあるのです。
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代表取締役 塚本洋介
(社会福祉士/福祉マネジメント修士)

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