それぞれの事業の決裁者①居宅介護支援事業所と病院の種類を理解する/地域連携マーケティング
- 6月2日
- 読了時間: 5分
おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社の塚本です。
個人で事業を営むのか、それとも社員として労働者として働くのか、この選択は、人生において何度かやってきます。
周りの人間が得意なことや強みを生かして、仕事を始めたけど、上手くいかないケースを見ると、やはり労働者の方が安全だと思う。
しかし、順風満帆であれば、自分もできそうな気がする。
結局は、労働者として働く道を選ぶことになるわけです。
私はどちらも経験しているので、メリットやデメリットを肌で感じており、今まさに、経営者としてはがけっぷちに立たされているのですが・・
それでも、その状況は起こるべくして起こったのだとナポレオンヒルは言いますね。
私の解釈では、一度、どん底に落ちている時というのは、「運の総和」といいますか、必ず10になるようにバランスが取れているのだと思います。
しかし、0と10にはならない。
どんなにどん底でも1と9になっている。
これが時間と共に、バランスを保つのか、逆転するのか、それはその人の努力次第であるということです。
経営者でも、労働者でも、結局は同じことです。
どの道を行こうと、努力は必要となる。
今、辛い時期でも、必ず乗り越えられると信じて、今日も「地域連携マーケティング」について解説します。
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居宅介護支援事業所の特徴と決裁者
居宅介護支援事業所における意思決定者(決裁者)は、原則として管理者(主任介護支援専門員)です。
しかし、主任介護支援専門員がだけが、意思決定権を持つわけではありません。
介護支援専門員(ケアマネジャー)も、一人ひとりが組織内で最終判断を担う立場にあり、どの業者を利用するかは、個々の判断に委ねられます。
一人経営の事業所では管理者=決裁者であることが多いです。
しかし、複数のケアマネジャーが在籍する中規模以上の事業所では、管理者を中心に合議制で意思決定が行われる場合もあります。
したがって、訪問活動を行う際は、まず「誰が最終的に導入可否を判断しているのか」を正確に把握しておくことが重要です。
ここで注意すべきは規模が小さいからと、リストから削除することはしないことです。
なぜなら、ケアマネジャーの人数が不足しており、どの事業所でも基本的には40名程度の利用者を確保している可能性があるのです。
病院の特徴を理解する
病院における地域連携の決裁者は、病院の種類によって異なります。
一般病院であれば、主に地域連携室のMSW(医療ソーシャルワーカー)が担当します。
また、精神科病院であれば、同様の役割を担うPSW(精神保健福祉士)が中心的な窓口となります。
しばしば、訪問介護・訪問看護・障害者グループホームなどの事業所担当者が、病院の院長や事務長に直接アプローチしようとするケースがありますが、これは適切ではありません。
なぜなら、院長や事務長が各部署のサービス導入に関して個別に意思決定を行うことはほとんどないからです。
病院という組織は階層構造が明確であり、サービス導入の判断は、現場に近い部門—つまり地域連携室や医療福祉相談室の担当者レベルで行われるのが一般的です。
したがって、病院を訪問する際には、まず地域連携室の担当者を起点として関係を築くことが重要です。
そのうえで、相手の立場や権限の範囲を理解し、院内の意思決定の流れを把握しておくと、より効果的なアプローチにつながります。
病院の機能別にみた分類を理解する
病院は、その機能や役割によって大きく3つに分けられます。すなわち、特定機能病院・地域医療支援病院・一般病院です。
それぞれの特徴を理解することで、地域連携におけるアプローチの方向性をつかむことができます。
✓ 特定機能病院
厚生労働大臣が承認した、高度な医療技術の研究開発や研修を行う病院です。
全国的にも限られた施設であり、大学病院などが該当します。原則として紹介制となっており、高度で専門的な医療の提供を目的としています。
✓ 地域医療支援病院
都道府県知事が承認する、地域医療の中核を担う病院です。
地域の診療所や一般病院を支援する役割を持ち、専門外来・入院・救急医療などを幅広く提供します。また、200床以上の病院が該当し、地域の医療体制を支える中核的な存在です。
✓ 一般病院
診療所やクリニックでは対応できない入院や検査を行う、地域密着型の病院です。病床数はおおむね20床以上とされ、地域住民が最も利用しやすい基礎的な医療機関に位置づけられます。
医療機能による分類(病院の役割)
病院は、内部で担う医療機能によっても次のように分類されます。これは病棟単位での区分ではありますが、病院全体の特徴を理解するうえでも重要です。
✓ 高度急性期機能
救命処置など、重症で緊急性の高い患者に対して集中的な医療を提供しています。
✓ 急性期機能
病状が急変した患者の状態を安定させるための治療を提供しています。
✓ 回復期機能
急性期治療を終えた患者に対し、在宅復帰を目指したリハビリテーションや医療を提供しています。
✓ 慢性期機能
長期間の療養や、継続的な医療管理を必要とする患者に対し、生活安定の支援を提供しています。
これらの分類を理解することで、病院が地域医療の中でどのような役割を担っているのかを正しく把握でき、今後の地域連携戦略の立案にも大きく役立ちます。
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