地域包括ケアシステムを理解する
- 2 日前
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おはようございます。今日は日曜日です。
しかし、私には日曜日というのが単なる1週間の区切りであるだけで、一般的な休息とは異なります。
まだまだ、やるべきことはあり、新しい事業、サービス展開、お客様支援など、手の抜けない状況です。
さて、今日も医療・介護・福祉事業における地域連携マーケティングについて、解説いたします。
地域連携マーケティングに関して重要なのは、国の制度的概念と事業の経営の両側面を考えることです。
福祉とは、常にボランティア的な側面が付きまといながら、働く職員の生活も考えることで、収益を上げることは不可欠となります。
この両側面をバランスよく考えながら、事業の発展と成長が地域福祉を支えることは、論理的に正しいのです。
地域包括システムとは
地域連携がこれほどまでに重視される背景には、国が推進する「地域包括ケアシステム」という大きな潮流があります。厚生労働省は、この地域包括ケアシステムを次のように定義しています。
"「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるように地域の包括的な支援・サービス提供体制をつくる」(厚生労働省)"
つまりこれは、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される仕組みを指しています。
一人の高齢者の生活全般、そして人生を支えるためには、一つの事業所だけでは到底対応できません。
医療機関、介護事業所、地域のボランティア団体、NPO、自治体、民生委員など、それぞれの専門性を持つ組織が相互に協力し合うことが不可欠で、現場の言葉で言えば、まさに「顔の見える関係」を築くことに他なりません。
重層的支援体制整備事業
さらに国は、高齢者介護の枠を超えた分野の横断的な連携を推進するため「重層的支援体制整備事業」という新たな取り組みを始めています。
これは、高齢者だけでなく、障害者、子ども、生活困窮者など複数の課題を抱える人々を地域全体で包括的に支える仕組みを構築するものです。
こうした動きの背景には、従来の福祉制度が抱えてきた「縦割り構造」の限界があります。
現代社会では、「8050問題(ひきこもりの子を80代の親が支える)」や「ダブルケア(育児と介護の同時負担)」のように、複数の課題が重なるケースが増加していることから、もはや、一つの分野の専門家だけでは解決が難しい時代となっているのです。
専門職の仕事は、この流れを正しく理解し、その中で自らの役割や立場を明確に表出することで、地域の中における『連携』を構築することが重要となります。
FukushiVisionGroup株式会社
医療・介護・福祉経営コンサルティング
代表取締役 塚本洋介
(社会福祉士/福祉マネジメント修士)

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