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組織課題の解決は”責任者の空白をつくる"




おはようございます。



医療・介護・福祉経営コンサルティング SELPFULJAPAN合同会社の塚本です。





本日は『組織課題の解決は”責任者の空白をつくる”』ということを考えていきたいと思います。


















訪問看護ステーションなどの訪問系サービス、障害者グループホームなどの障害施設系サービス、介護付有料老人ホームなどの介護施設系サービスなど、医療・介護・福祉事業では様々な形態の事業があります。




皆さんの所属している組織、あるいは運営している組織もいずれかになると思いますが・・・





それぞれの事業所には、それぞれが抱える組織課題が存在しますよね。またその課題解決をするために日々、奮闘されていると思います。




しかし、何を取り組んでも上手くいかないと思ったことはありませんか?






私も、小さな法人ながら経営者をしていると”日々の課題”の対処をしながら、時には対処もできず放置してしまっていることがあります。







しかし、以前読んだ本から学んだことで、私はこの組織課題の解決方法の”たったひとつのこと”で自組織について、あるいは自分自身が抱える課題について解決に導くことができました。



これは医療・介護・福祉に関わらず、どの組織にも共通して解決できるであり、実はとてもシンプルで実現可能なのです。







それが・・・



「空白をつくる」ことなのです。




なんだ、そんなことかと聞いて呆れる人もいるかもしれませんが、空白をつくることがいかに重要か理解できるはずです。






これは、以前に支援していた訪問看護ステーションの話です。



訪問看護ステーションでは、人員配置2.5人を満たした常勤2名+非常勤4名の組織です。創業12年で利用者数は約50名。しかしながら近年の競合増加による売上減少、新規問合せが少なくなり、連携していた医療機関からの供給も途絶えてしまいました。



このような状況でも”取り組むべきこと”はたくさんあります。


しかし、状況として管理者である看護師所長も利用者の通常対応や緊急対応が入り、営業活動に取り組む時間がありません。



結局、どんな施策も取り組む人も時間もなければ、意味をなさないのです。





 


もう一つの事例をお話します。



とある障害者グループホームのお話です。



創業7年で40名ほどの利用者を抱えた障害者グループホームでは、常に人員不足に悩まされていました。


建物があれば、利用者は増え、なんとなく人の配置ができるようになります。しかし、ここの課題は障害者グループホームのオペレーションと管理者のマネジメント力でした。



常に人が採用できる状況でも、常に人が流出していく状況で、どれだけ採用活動に取り組んでも終わる気配がありません。



マネジメントやオペレーションを改善しようにも、世話人の夜勤者が退職するので、結局シフトの穴埋めに管理者や創業者が駆り出されてしまっている状態が数年続いています。









この2つの事例を見てもわかる通り、結局、組織課題を解決するには課題を冷静に分析し、戦略を立て、行動する時間と人が必要なのです。




訪問看護ステーション、障害者グループホームにしても結局は”空白の時間”をいかに作れるか?ということが何よりも重要なのです。








経営者や管理者の中には、あえて空白の時間をつくることを恐れる人もいます。


その理由は、病院であればその時間に手術をすることで高額報酬が入り、訪問看護ステーションであれば、3件訪問すれば数万円の売上になるからです。




しかし、目の前の報酬を優先することで失うものも出てきます。





組織が創業期を超えた2年ほどで大量離職が発生する理由には、創業期の熱気が冷め、経営者の思考がまだ売り上げ重視に偏っているからです。






2年もたてば、そろそろ組織化したい時期ですが、目先の売上に拘るあまり人材が流出してしまうのです。







空白の時間は、今の自分の組織見つめる貴重な時間なのです。たとえ、そこで大きな売り上げを失っても、じっくりと考える時間、具体策を検討する時間というが後々、金の小づちをもたらしてくれます。






忙しい!考える余裕がない!そういう時こそ、今の仕事を放置して一旦ゆっくり考えてみませんか?




常に弁当箱におかずやご飯がぎっしり詰まっている状況ではなく、25%ほどの空白を残すことをお勧めいたします。







それでは。




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SELPFULJAPAN合同会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング


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