人が活躍する組織づくり③~5つの人材マネジメント/採用力
- 6 日前
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はじめに
『地域連携マーケティング勉強会』最終告知
おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社の塚本です。
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当勉強会は、セミナーではありません。 意見交換を含む、相互に学び合うための勉強会となっております。
医療・介護・福祉事業者の方、それを支える士業の方、ぜひご参加ください!
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1.人材マネジメント
医療・介護・福祉事業を運営する経営者から、私が頻繁に耳にするのが「組織を作りたい」という言葉です。
組織の定義に当てはめるならば、2名以上が集まり、それぞれが役割をもっていれば形式上は成立します。
経営者が「組織を作りたい」と切望する背景には、この定義では満たしきれない“何かが不足している”という実感があるのだと思います。
実は組織の定義には、もう一つ重要な要素を加えなければなりません。それが 「役割を果たし続けること」 です。
つまり、単に役割を持っているだけでは不十分であり、その役割を持続的に果たし、ミッションを達成し続けることが求められるのです。
どれほど立派な役割分担をしていたとしても、配置された人材が自分の役割を正しく理解し、身体感覚として落とし込み、行動に移し、継続的に成果を出す状態がなければ、組織の目的や目標は達成できません。
この前提に立つと、「組織マネジメント」とは、組織全体が健全に機能し、掲げたミッションを実現できるよう、人・モノ・金・情報を適切に導き、管理・監督する営みだと言えます。
そして、組織マネジメントの概念を構成する中核が「人材マネジメント」です。
これは組織の構成要素の中でも最も重要な“人”に焦点を当て、教育・育成・指導・助言・管理などを通じて、人と環境の双方に働きかけていく活動となっています。
人材マネジメントは、さらに、これから説明する五つの領域に分類されます。
2.個人に対する成果的目標と成長的目標
仕事における個人目標には、組織目標・部署目標から逆算して設定される「成果的目標」と、スキルや能力、人間性が向上したかを測る「成長的目標」の二つがあります。
成果的目標は数値や言語で明確化され、組織への貢献度を可視化します。
一方、成長的目標は本人のスキルや能力の向上を測り、そこで得られる「個人の成長実感」が働く意欲の源泉となります。
特に人間性は”人の問題はすべて対人関係”であるというアルフレッド・アドラーの言葉から分かるように社会において、そして人が人として生きていく上では重要な要素なのです。
さらに、仕事を通じて組織・顧客・社会に貢献できていると感じる「貢献実感」は、働くうえで欠かせない心理的指標であり、人のエンゲージメントに特に影響を与えます。
3.能力管理ができない上司の存在
能力管理には能力向上の支援策を考えること、そして能力を適切に見極めて適材適所を判断することの両方が含まれます。
ここで問題となるのが、能力を見極められない“無能上司”の存在です。上司の判断力不足は部下の成長機会を奪い、人材を腐らせる最大の要因となります。
実際、人が腐る原因の大半は上司側の能力不足に起因しており、これは多くの組織で深刻な課題となっています。
私も含めて、経営者は常に内省し自身の組織を経営する能力を客観的に測定し、表面的ではない自己研鑽を行う必要があるのです。
4.成長を目的とした業務管理
業務管理とは、与えた業務が適切に遂行できるよう見守り、支援し、必要に応じて伴走することです。
そもそも割り当てた業務が適切であるのか、簡単すぎず、難しすぎず、成長に繋がるかが重要です。
結果として組織への貢献を生むものであるかを見極める必要があります。
与えた業務が計画的に、そして目標や目的を達成するために戦略的に進められているかを逐一、確認することは「仕事」をする上での管理・監督義務者としての責務となります。
5.健康管理で重視すべきはプライベート問題
心身の健康は、すべての業務遂行の土台であり、最も重要な資本です。
法律に基づくストレスチェックだけでは、職員が抱える「心の問題」は見えません。
むしろ実際には、プライベートの事情が仕事に大きく影響を及ぼしているケースが多くあります。
介護・育児・転勤などにより優秀な人材が流出する「防げない離職」が存在するという現実を踏まえると、組織が対応できる段階でストレス要因を早期に発見し、支援策を講じることが不可欠です。
福祉ビジョングループでは、職員のプライベート状況を測定するチェックシートを作成し、仕事に与える影響についても分析することが可能となっています。
6.リスク管理
以上すべてを統合し、将来的に発生し得る危機を予測し、回避・防止・対処の準備を行うのがリスク管理です。
人口減少が加速度的に進む今、最大の経営リスクは繰り返し述べている通り 「人材リスク」 にあります。
人材を適切に確保・育成・定着させ続けることができなければ、どれほど制度や仕組みを整えても組織は成長しません。
以上のように、経営者が求める「本当の組織」を形作るためには、役割を持つだけでは不十分であり、“役割を果たし続ける人材を生み、活躍させる仕組み” が必要不可欠なのです。
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塚本洋介
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プロフィール
FukushiVisionGroup株式会社
医療・介護・福祉経営コンサルティング
塚本洋介(社会福祉士・福祉マネジメント修士)
千葉商科大学商経学部経済学科卒業
日本社会事業大学専門職大学院福祉マネジメント研究科修了
公式YouTubeチャンネル「福祉経営コンサルの豆知識」

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