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役割認識カードゲーム

おはようございます。


医療・介護・福祉経営コンサルティング SELPFULJAPAN合同会社の塚本です。





今日は私たちの姉妹法人である『一般社団法人医療・介護・福祉人材マネジメント総研』が提供しているサービスの中にある「人材育成研修」において、今後、活用するために開発している『役割認識カードゲーム』の進捗について説明します。






実は現在、社会事業大学専門職大学院に通っているのですが、実践研究として『役割認識カードゲーム』を題材にしております。




手作りで恐縮ですが、家庭用プリンターを屈指して現在進行中なので、内容とルールを含めて、今後、どのように運用していくか説明させていただきます。














まず、なぜ私がこの役割認識カードゲームを作っているのかと言いますと、法人のメイン事業としては医療・介護・福祉の人材育成を組織に対して支援するお手伝いをしています。




その中で、人材育成とは何か?


この曖昧な言葉と、言葉の持つ意味や定義に苦悩した経験があります。




正直、わかりづらいと思っています。そしてかなり難しい命題であると感じています。






ただ、人材育成はどの業界も”必ずやるべきこと”として、経営者が考えるべきことだとも思っています。




今回、大学院で人材育成を行う機会をいただき、手間と時間とお金のかかる人材育成をどのようにしたら、組織が実施できるか考えたところ、やはり楽しくできるカードゲームが一番かなと思ったのです。





というところで、役割認識ゲームについて簡単に説明していきます。





 



【役割認識ゲームの目的】


役割認識ゲームは、組織で働く人間が持つそれぞれの役割を改めて認識し、意識し、そして現場で実践できるようにする行動変容のためのゲームです。



医療・介護・福祉において、専門職が認識している役割と経営者が認識している役割のギャップが、組織のコミュニケーションに大きな影響を与えているのは間違いありません。


そして、昨今、問題となっている人材不足の中、いかにして離職を減らすのか認識のギャップを事前に埋めることが大切なのです。





 



【役割認識ゲームの進め方】



このゲームは最大5人で進めます。中々、言葉では説明しづらいですが、組織図ボードを用意しています。プレイヤーの5人は組織図に合わせて肩書を選択し、経営者から現場まで用意された組織図に配置します。


そして組織図ボードを真ん中に配置し、それぞれの専用ボードを用意します。


専用ボードには、業務、能力、配慮、裁量権の枠が用意され、プレイヤーは順番にカードを引いて、自分のボードを埋めていきます。




最終的には、どれだけ肩書にわせたカードを自分のボードに埋められるかが勝敗を決めます。




 



【重要なポイント】


現在、人材育成の定義について私たちは『業務+責任』であると定めています。


役割=業務+責任


人材育成で最も重要なはじめの一歩として、組織に所属する人間が、自分の役割を100%果たすことから始まるということです。




また、このゲームはこれまでに6回ほどチャレンジしてきました。その中でもっとも重要なのはファシリテーターだということが分かりました。つまり私たちですね。



ただゲームを進めるだけでは意味がありません。異なる立場の人が選んだ肩書に対して、マッチする業務、裁量権、能力、配慮を選択し、適切にボードに配置するのが難しいのです。




また、ゲームを進める目的は勝敗ではありません。組織で定められている肩書に合わせた内容を議論し、検討するのです。



その中で生まれる”話し合い”は他職種、あるいは異なる立場の人たちとの『コミュニケーション』を発生させます。




 



【ゲームの考察】


これまで6回ほどトライした試作品のカードゲームについて改めて考察します。



まず、最も重要な人材育成の目的であった『役割認識』については概ね達成できました。



経営者や上司が考えている働く人たちの役割を言語化、可視化することで耳だけではなく目からも認識できるようになりました。



ただし、認識後の現場での実践で生かされるどうかは分かりません。





ゲームを繰り返し行い、そのたびにデザイン、内容、ルールの変更をしてきました。

ちょうど昨日、大学院のゼミでチャレンジしたところ、やはり、まだまだ改善の余地がありました。



最大の懸念点は、実際は、現場で同じ組織の人同士で行うため、経営者や上司がいるところで忖度せずに進められるかということでした。



ここは実際にやってみなければわかりませんね。






ぜひトライしてみたい方がいればご相談ください。


今のところ・・・・


1.訪問看護ステーション

2.障害者グループホーム


であればチャレンジ可能となっています。





それでは。





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SELPFULJAPAN合同会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング


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