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会議で意見を出さないのは「損」なのか考える

更新日:4月27日

おはようございます。Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。



今日は、会議における意見発表について、その必要性を考察してみたいと思います。









「会議で意見を言わないのは損なのか?」という疑問について、考えてみます。





まず始めに、会議というと仕事の場を思い浮かべがちですが、実は多岐にわたります。




ビジネスの打ち合わせだけでなく、家族会議、学校のPTA、大学のゼミ、地域のケア会議、病院の退院調整会議なども広義の「会議」に含まれと考えています。






これらの様々なシーンでの会議で、全員が必ず意見を出すべきなのか、それとも出さなくてもよいのか、皆さんはどのように思いますか?






会議の有意義さを判断する上で最も重要なのは、その「目的」です。




どのような目的を持って会議が開催されているのかを再認識することが、意見発表の必要性を理解するための鍵となると考えます。






会議の目的が異なれば、その中で求められる意見発表の形も変わります。




例えば、病院のケースカンファレンスでは、患者や利用者のケースのゴール設定から逆算し、役割や具体的な支援内容を明確にし、全員が意見を出すことが求められます。


そのために専門職が集まっているのですから、当然ですよね。





一方で、学校のPTAや大学のゼミでは、明確なゴール設定や理解の程度が異なるため、その中での意見発表の必要性はケースバイケースです。




さらには大学院のゼミの在り方について考えます。


以前、ゼミ生同士でちょっとした議論になったのが「研究内容の途中経過発表と意見交換に話がついていけないから、最初から分かりやすく説明しほしい。置いてきぼり状態になっている」ということでした。




しかし、果たして月2回以上開催されるゼミの中で、同じ生徒の職業やゼミ概要を何度も最初から説明すべきなのか?というのは疑問ですよね。



私見を述べるならば、ゼミの目的は、卒業するための論文を完成させるために、実践研究を進めることです。さらには、期間が1年間と決まっているので、貴重なゼミの討議時間を何度も同じ話をする必要は正直、必要ないと思います。




もちろん、報告する側の責任として、メンバーにわかりやすく説明するが当然ですが、聞く側の責任意識としては、メモをとりメンバーの実践研究がうまく進められるように頭をフル回転させ、意見出しをするといことが重要ではないでしょうか。




結局、会議において意見を出すことが「損か得か」については、会議の目的とその設定によるものです。自分が損するのか他人が損するのかも、会議の内容によって異なります。





しかし、損得を考えるよりも、まずは会議の目的をしっかりと理解し、それを意識する方が有意義な会議につながると私は考えていますが、皆さんが関わる会議はどのような設定と目的になっていますか?




それでは。



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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング

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