おはようございます。
Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
寒くなりましたね。今年も残すところ10日となりました。変化の激しい1年でしたが、それなりに充実していたと思います。
皆さんは、1年振り返ってどうでしたか。
さて、本日は、「職員面談は相互理解の機会」です。医療・介護・福祉業界において、職員との面談機会は非常に大切な時間です。
皆さんの組織では、定期的に職員面談は実施されているでしょうか。
また、その目的は明確でしょうか。
つい先日、大学院の講義で職場のメンタルヘルスという授業を受けて、メンタルヘルスの取組について自分ができることは何か、考えてみてください。
という課題がでました。
改めて考えると、最も重要なメンタルヘルス、つまり精神的健康は職員が気持ちよく働き、自分が成長できているという実感、そして頼られているという実感、能力が発揮できているという実感、これらが大事なのではと考えました。
つまり「実感」です。
感覚的に、視覚的に実感していることが重要だということです。
私は、職員面談には底知れない力があると感じております。
職員面談こそ、究極のメンタルヘルスだと思っています。
職員面談を通じて「実感」を再確認してもらうことは、職員の成長を促し、理解を促進し、組織が同じ方向を進む上では重要な取組です。
特に職員の人数が多い組織で働いていると、トップの意志、意向というのは中々浸透しないものです。
もっとも有力なやり方は、それこそ1対1または多数で面談を実施することです。しかしながら、誰もが面談で真意を語るとは限りません。
そこには、真意を語ることによる自分へリスクを、どうしても感じてしまうからです。
だからこそ、第三者の介入はとても重要なのだと理解しています。
第三者に話したところで、どうせ全てがトップに伝わってしまうと思われつつも、その場になると、どうしてか全てに近い本音を語ってくれるのです。
語ってくれる内容というのは、真実でもあれば、誤解している場合もあるので、誤解は修正し、むしろこちらの真意を伝える良い機会となります。
悪い噂というのは、すぐに伝染し、良い噂の伝染には時間がかかりますから、こういった地道な取組には、特に覚悟が必要です。
職員面談は、何か事が起きた時ではなく、事が起きる前に実施するほうが得策です。そのためには、定期的に面談する計画をつくりましょう。
トップからすれば面倒ですが、それでも、面談することのメリットのほうが大きく感じられるはずです。
面談は職員への配慮ではなく、トップの役割の一つだということです。
それでは。
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