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福祉の心で運営しよう!経営と運営の分離



おはようございます。



医療・介護・福祉経営コンサルティング SELPFULJAPAN合同会社の塚本でございます。




本日は、あらゆる医療・介護・福祉事業において、『福祉の心』を持った職員を中心に事業運営していくべし!というお話をします。















これまで数多くの事業所を支援してきましたが、「福祉の心」と「経営者の心」のバランスが良い経営者を見たのは、5人もいませんでした。




そういったバランスの取れている経営者あるいは事業責任者のもとで働くのは、職員として、とても良い環境だと思います。




昨今では、セカンドビジネスとして他業種からの参入が激しく、経営者や投資家の心を持った人たちが経営する訪問看護ステーション、障害者グループホーム、訪問介護ステーション、放課後デイサービスが多いですよね。




そういった事業所の欠点は、福祉の心が大幅に不足しているために、結局は「金のため」という印象が内外部に広まってしまいます。



そのため、福祉の心をもった優秀な職員が離れ、私利私欲や適当に働く人材が、紛れ込んでしまうのです。



そうすると、結局は利用者や患者に対してのケアや支援の質が低下し、悪い評判は一気に広まってしまい、事業を継続することが困難になってしまうのは、悪い意味で描いた地図どおりではないでしょうか。






難しいのは、経営者でありながら、事業の黒字化を目指し、そして医療・介護・福祉専門職としての任務を全うすることのバランス感覚の調整なのですが・・・





これまでの経験から、専門職だった人が事業を立ち上げると、バランスを失い、急に経営者の心に変わってしまうので、そうすると前述したように人がどんどん離れていってしまいます。






そこで、対策として、まずは理解の促進があります。



社員教育と言ってもいいと思います。



「自分は専門職だが、同時に経営者である」と宣言し、そのため「患者や利用者ファーストの心は常にもっているが、お金と時間のバランスを調整しながら、事業として黒字化を目指す必要がある」と丁寧に説明することはお勧めです。






過去、組織に所属していた人がほとんどだと思いますので、よく理解できると思いますが、現場と経営には大きな乖離があります。




現場には経営が見えないのです。というより、ある程度の広い視野と客観的な視点がなければ、無縁の正解なのです。



逆に経営側は、目線をおろせば、見ようと思えば見に行けるような立場にあるため、現場を理解するのはたやすいのです。







見に行くことはできるが、理想の経営状態を考えれば、理解はできるが応じることができない、という葛藤が常にあるのも経営者です。





経営者として、経営というものを学ぶ機会を与えるのも、対策の一つですが、そういった時間がない方に関しては、医療・介護・福祉事業の運営を、『福祉の心』を持った人材に任せるといいでしょう。




経営者が現場で奮闘するよりは、福祉の心をもったリーダーに事業運営を任せ、責任者として働いてもらい、欲を言えば、経営者と現場の調整役になってもらうと、より運営が楽になると思います。




”わかっていない”経営者が、現場に足をつっこむことは、やめたほうがいいでしょうね。



組織は有機体のシステムですが、iPhoneのように機械で動くわけではなく、感情のある生き物ですから、福祉の心を中心に運営し、経営と運営を分割することをお勧めします。




それでは。






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SELPFULJAPAN合同会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング


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