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本の受け売りで講義はできない



おはようございます。


医療・介護・福祉経営コンサルティング SELPFULJAPAN合同会社の塚本です。



本日は『本の受け売りだけでは講義はできない』についてお話いたします。















さて、今日は大学院の講義内容について批判的視点で考察したいと思います。



こういった批判的視点というは、授業内容を振り返ることができ、尚かつ自身の考えが深められるので、大学院の講義を受けた時は何でもいいので記載しようと思っています。







先日の講義は「組織開発」でした。



しかし、内容は組織開発というよりU理論と対人コミュニケーションの一部を概ね主観で述べられている授業でした。



私はこのように、医療・介護・福祉の組織支援を行っている立場として「組織開発」の授業は期待していたのですが、思うような内容ではなく残念な気持ちでした。



あと2回もあると思うと、憂鬱でなりません・・







まず、何が授業をつまらなくしたのか分析したいと思います。


1.主観の展開

それは講師をやると分かるのですが、よく陥りがちな全体像を説明せずにパーツだけに集中して主観を展開してしまうことです。



 


2.勉強不足

例えば、授業の中で出たアンガーマネジメントについて、単純に怒りを我慢する技術であると批判していましたが、これは大きな間違いです。このように講師が勉強不足のために異なる見解をあたかも正しいように述べてしまうのは悲しいところです。



 


3.風呂敷を広げすぎる

理由はわかりませんが、とにかく様々な理論を持ち出し中途半端に説明するので、話全体と方向性がぼやけて、取っ散らかることです。



 


4.ストーリーがめちゃくちゃ

講義内容の道筋が全く見えないということです。どのような図を描いて進めているのか見えないので、何を重要視して理解すべきなのかわかりにくいということです。



 


5.資料が分かりづらい

講義で使用する資料がわかりづらいことです。これは本の内容をそのまま利用しているので、おそらく講師自身が理解していことが原因です。






以上、5つの観点からあえて、批判的に考察してみました。




しかし、最も大きな課題は講師が講義内容を十分に理解&学習していないことが原因であると考えられます。



主に有名な著書をそのまま読み、そのまま引用しているだけで講師の経験に基づく自己解釈が足りていないのを実感しています。




主観だけを展開するのは良くないのですが、理論やモデルと照らし合わせた結果、どのように解釈しているのか論じる義務はあると思っています。




そしてその解釈を受講生の言語レベルに合わせて分かりやすく伝える必要があるのですが、専門的でカタカナ用語ばかりを多用するのは、好ましくないというが私の見解です。





 



と、他人の批判ばかりしていも良くないので私ならどのように講義を展開するか考えてみました。(ざっくりと・・)




第一に「組織開発の定義」について述べます。なぜなら、これが大枠の概念だからです。

この概念の定義を述べ、そして説明することがこの講義の重要な枠組みなのです。



そして私の考える組織開発の定義は、こちらです。



組織開発=組織構造の整備×人材育成


組織開発は、組織が目的を達成することが前提にあります。そのために構造を整備し人材を育成するということです。





第二に、組織構造とは何か?人材育成とは何か?これを定義します。組織構造とは組織図やルール、役割配置であり、人材育成は働く人材の自律です。




第三に、構造について詳しく深堀し、そして人材の自律とは何かについて論じます。



第四に、用いられるU理論と個人と組織の関係性について述べます。残念ながら私はU理論について詳しくないので、次回までに予習しようと思います。






私もまだまだ勉強不足ではありますが、このように批判的視点で考察すると自分ならどうすか?という考えにいきつくので、たまにはトライするのもいいでしょう。




しかし、いつも批判ばかりしていては批判することが癖になってしまうので、肯定と批判の両方のバランスを忘れないようにしたいと思います。






それでは。





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SELPFULJAPAN合同会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング


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