従業員と経営者の立場は”役割の違い”だけ
こんばんは。SELPFULJAPAN合同会社の塚本です。
今日は本当に寒いですね。一人で寝ると凍えそうですが、息子と寝ると、身体も心も癒される気がする今日この頃です。
さて、早速本題ですが、弊社がコンサルティング支援する場合、医療・介護・福祉は特に、上司や親会社の社員と仲が悪いことがあります。
現場の人間からすれば、現場が分からないのに口を出すな!と言います。上層部は、経営が分からないのに余計なことを言うな!と言います。
こうなると、しっかりと話し合いが行われず、やったとしても付け焼刃であり、中身のある解決議論にはなりませんよね。
組織とは、それぞれの役割りを担う人材が集まった集合体です。
ですから、経営者が現場をやる必要はなく、現場が経営をやる必要もありません。
もし、そうなれば適材適所ではなく、組織は崩壊してしまいます。
経営者は、経営判断を下すのが仕事なので、別に現場を知らなくてもいいのです。ただし、現場の状況をひとつの材料として見た時に、最終的に判断を下す必要があります。
現場は、現場の仕事を行うことが役割であり、その役割に対して報酬が発生しています。ですから、現場は、経営者が正しい経営判断をくだせるように、現場の情報を材料として届けなくてはなりません。
万が一、現場の意見が通らなくても、それは経営判断する役割をもった経営者が決めた事ですから、従う必要があります。
というように、組織とは役割をもった人材の集合体です。
役割があるだけで、そこに上下関係はありません。指示・指導・教育を行う人材が、そういった役割を持っただけで、上下関係になるわけではないことを覚えておいてください。
中々難しいですよね。
何事も分けて考えるくせをつけると、意外と正しい判断ができることに気づくと思います。
