こんにちは、Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
本日は『医療・介護・福祉業界において、果たして本当にビジネスマナー研修は必要なのか?』というテーマで考えていきたいと思います。

まず、ビジネスマナーという概念が広すぎるので、ある程度特定したいと思います。
一般的に言われる比較的、第一印象として重要な”ビジネスマナー”とは下記の3つとします。
1. 時間厳守
約束や会議など、時間に関する約束を守ることは非常に重要です。遅刻は他人への敬意がないとみなされてしまいます。
2.ドレスコード(身だしなみ)
企業や業界により様々なドレスコードが存在します。ドレスコードも時間と同じで、相手への敬意の表れであると考えると、非常に重要です。
3.言葉遣い
言葉はコミュニケーションを取るために必要です。相手に合わせた適切なデザインが必要です。
まあこれは基本中の基本ですよね。
こういったビジネスマナーとは、相手と自分の立場、関係性により変わるものなので、一概に正解はありません。
もし正解があるとすれば、相手と自分の許容ではないでしょうかね。
医療・介護・福祉業界においてはいかがでしょうか。
専門職と言われる介護福祉士、看護師、薬剤師、PT・OT・STなど、高校を卒業して専門学校や福祉大学に入学し、社会に出ずにそのまま専門職として現場で働き始めることから、専門技術者としてのスキルは高く、しかし利用者、患者、家族に対する接し方について、若干の見劣りはあるかもしれません。
ただし、それが悪いというわけではなく、それはビジネスマナーが必要な業界で育った人と、ビジネスマナーを学ぶ機会を得られなかった人との単純な違いということです。
結論、私見としては、相手があることなので、出したりひっこめたりできる程度のビジネスマナーは必要じゃないかと思います。
海外と日本で比較しても、日本人は律儀すぎるほどの時間厳守ですから、日本では必要でも相手が時間厳守を気にしなければ、必要ないこともあります。
ですから”相手に合わせられる”というのが、なんとなく重要な気がします。
時間厳守も、言葉遣いも、身だしなみも、ある程度の知識と技術は身に着けて置き、出し入れできれば便利ですよね。
つい先日、とある介護付有料老人ホームの新規施設の見学会に参加させていただきました。
そこでは、入居相談員と言われる方はスーツを着用し、施設長や相談員は整った制服を着用し、丁寧にお客様をお出迎えしていました。
しかし、その中で、接客がない入居相談員が、他の入居相談員と雑談していたり、その中の一人の服装は、体系とスーツのサイズがあっておらず、かつ汚れていたため、かなり目立っていました。
有料老人ホームとは、名の通り、比較的高い費用を払い入居するため、特別養護老人ホームと異なり”お客様”なのです。
入居希望する方も、比較的裕福なので、それなりの仕事をしてきた人ばかりです。
そう考えると、雑談をしている入居相談員、服が汚れサイズがあっていない入居相談員が示す『身だしなみ』は、相手に合わせられていないことから、失礼に値します。
このように、比較的、大手企業でも、まだまだビジネスマナー習慣が進んでいないこともあるので、事業として企業として、選ばれるためには、最低限必要ではないかと思うところです。
それでは。
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