おはようございます。
Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
本日は、自分の感覚的な考えやイメージを図式化する重要性について考えていきます。
実は、この図式化する能力を身に付けるには、日頃からノートを手に持ち、突発的な自分の考えを絵や図にして書く癖を身に付ける必要があります。
私も前職の病院経営コンサルタント時代から、クライアントが言っている内容を図や絵にする癖をつけており、創業してからの4年間は常に意識して書くようにしていました。
今では、本を読んでいても人の話を聞いても、比較的たやすく頭の中でイメージ図を描くことができるようになりました。
現在通っている大学院の教授は、特にこういった図式化が好きなようで、私も日々のゼミの中で先生が描くイメージ図、作り方、考え方が非常に勉強になっております。
つい先日も、ケアマネジャーの専門性について言葉ではなく図で示す時に、ケアマネジャーの専門性は筒の中心にある利用者ニーズを”縦線と横線の右上に向けて、らせん状に回りながら進んでいると描きました。
このように、様々なマトリクスに対して矢印は直線ではなく”らせん状”であるという発想とイメージは、私には思いつきません。
日々、真剣にイメージと実情の突合を行っているからこその熟練の技だと思いました。
さて、イメージや考えを図式化する重要性について解説したいと思います。
これは一言でいうならば”コミュニケーションの円滑化の一役を担う”ということでしょうか。
先日のブログではコミュニケーションとは何か?という定義を作りました。そこでは”コミュニケーションは存在&成立するものである”と持論を述べました。
また、その成立条件としては3つ。相手が有機物であること、そして相互作用であること、最後に意図的であることです。
つまりは、日々の対人関係において何かしら、人と協業することがある世の中において、コミュニケーションは必要不可欠であるということです。
ただ、昨日、大学院の同期に指摘をされました。
「AIロボットはどうなの?」
・・・・・
たしかにそうですよね。この3つの条件の意図的以外は当てはまってしまうことを考えれば、コミュニケーションに感情が不可欠であるという要素が必要だと思いました。
AIの場合は、プログラムされた反応であることを考えれば、そこに感情は存在しません。
ということは、最後の意図的であることを入れ替えて”心があること”という曖昧な表現をつけ足そうと思いました。
人は互いに育った環境が違いますから、それぞれの価値観を持っています。
カルチャーも異なり、言語も異なることもあることを考えれば、どのように相互作用のコミュニケーションを図るのが最もいいのか。
実は言葉だけで、コミュニケーションが円滑にいく例は稀ですよね。
なぜなら、そこには言語レベル、思考レベルの差があるからです。同じリンゴでも青なのか、赤なのかによって異なるわけです。
フィリピンで”バナナ”と言えば緑かもしれません。しかし日本では黄色です。
その時、絵と色でバナナを描いてみてはいかがでしょうか。
誤解を生むことなく一発で理解できます。どれだけ早くコミュニケーションを取れるかというのは、日々の生活、あるいはビジネスの中では重要なことだと思っています。
書けないよりは書けたほうがいい。
こういった概念化能力、コンセプチュアルスキルに関して学ぶことは医療・介護・福祉のビジネスパーソンにとってはとても重要なことです。
それでは。
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