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みらいチケットの可能性

更新日:5月25日



おはようございます。


Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。



本日は『みらいチケット』の可能性について考えてみました。





それではよろしくお願いいたします。















医療・介護・福祉に携わる人であれば、「みらいチケット」の存在は御存じだと思います。恥ずかしながら、先日の大学院で特別講義を受けるまでみらいチケットの存在は知りませんでした・・・



今回は、このみらいチケットについて、私は非常に可能性を感じまして、「なるほどな~」と深く感心したので、考察的に述べたいと思いました。







まず、この「みらいチケット」の社会的課題の貢献性について考えました。みらいチケットは、主に「こども食堂」で利用されているようです。



こども食堂とは、基本的にどんな方でも安価で栄養のある食事を取れることが魅力なボランタリーな福祉サービスで、全国で約7300か所あると言います。




具体的な数字はわからないのですが、栄養失調と診断されている子供、栄養失調リスクの高い子供に関して言えば、このようなボランタリーサービスがあることは、日本の未来を救うことに繋がると思っています。





さらに、この「みらいチケット」のシステムについて考えてみました。



みらいチケットは、子供食堂が一定の金額で食事を提供するのですが、概ね100円~300円程度と言います。


このチケットは子供食堂で食事をするために購入するチケットなのですが、これを地域の大人たちが購入し子供たちが利用できるようにしているのが素晴らしいシステムなのです。





私はこのシステムのすごさに感動してしまいました。理由は2つです。



一つは、税金を払い還元する仕組みを「見える化」したような分かりやすいシステムだなと思ったことです。


税金の場合、確かに還元されているのですが税金がどのように使われたか不透明性が高いため、納税者は不信感のあるまま納税するわけです。


だから払いたくない!という意見が多いのだと思います。



しかし、みらいチケットでは「寄付」という名のもとに地域の飲食店等で購入できる食事チケットをお客さんである大人が購入するのです。


そして、その購入したチケットには名前が刻まれ、そのチケットで食事をした子供からはお手紙やお礼が張り出されます。





そうすることにより、寄付した人と食事をした子供は間接的につながることができるのです。また、数百円で子供が食事ができることの貢献性、承認欲求を満たすシステムは、お金がただ分配される企業と異なり、良い循環がされているように見えました。







私は、この仕組みを子供食堂だけではなく「福祉チケット」なるものを販売し、医療・介護・福祉で課題を抱えている方たちが使えるように転用できないか考えました。






リスクは命の危険性や専門性が必要な領域の場合、誰がサービスを提供するんだ?ということです。


しかし、医療は確かに除きますが、介護と福祉であれば”おせっかい程度の支援”であれば専門性も必要なく、むしろ多くの人が助かるのではないかと思ったのです。




介護予防であれば、むしろ”おせっかい程度の支援”である程度できるのではないかと思ったのですが、どうでしょうか。





公的支援を利用すればするほど、社会保障の財源が不足するわけです。


むしろ地域におけるボランタリー支援が、今後重要であることを考えるとこのような一部金銭ですが、一部は現物として支援した人がもらえるのであれば、システムとして回らないかなと思った次第でした。






中々、イメージがわかないかもしれませんが、ちょうど昨日の講義で思いついた内容なのでこれからじっくりと考えてみたいと思います。






それでは。





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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング



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