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『理念・ミッション・ビジョン』に拘りすぎていないか?

更新日:4月30日




おはようございます。


Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。




本日は、医療・介護・福祉組織における『理念・ミッション・ビジョン』に拘りすぎていないか?という内容を考えていきます。














研修する立場としては、この3つ非常に重要だというのは理解しています。







そして、これが無ければ組織として進むべき方向を一貫することができないのも、重々わかっています。








ですから、私の立場としてはこの『理念・ミッション・ビジョン』は重要であり、組織にとって、なくてはならない概念や目標であるというのは前提として考えています。








しかし、あまりのも『理念・ミッション・ビジョン』に拘るために、目の前の問題に気づけず、夢や理想ばかり語っていないでしょうか??



というのが私の心配するところです。









よくある経営者の勉強会では、「理念が大事!ビジョンはあるか?ミッションを理解しているか?」ということが先走り、いかにも経営者が抱えている課題の原因が、これら夢物語だと言わんばかりに、とりあえず作らせるのです。








果たして、理念やビジョン、ミッションは数時間の中で作れるものでしょうか?








そもそも、これを作るには経営者自身が物事を言語化、概念化できる能力が必須であり、そして夢物語に終わらないように、実態に則しているかの分析力、現場把握力、現場とのコミュニケーションが重要なのです。








医療・介護・福祉にとって、理念やミッション、ビジョンは組織開発にはとても重要な要素ですが、それを定める理由や根拠は明確なのか疑問なところです。







とりあえず、表向きにでも従業員を納得させるための、ひとつのツールとして簡単に扱っていないか、経営者勉強会で理念を作りにいっている方たちに問いたいと思います。








表面的な大義名分など、誰の心にも響きません。



例え、立派な理念やビジョン、ミッションを掲げたとして経営者を始め、幹部社員、施設管理者が”行動”に移していなければ、やはりそれは”ただの言葉遊び”になってしまいます。







経営者の皆様、今起きている現場の問題は、果たして理念やビジョン、ミッションが曖昧だからでしょうか?









私は、大義名分を作ることも大事ですが、まずは現場職員との”対話”を重ね、根本的な問題に目を向けることだと思っています。





それでは。




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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング

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