こんにちは、Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
本日は、組織コンサルタントが行う研修を見学させていただきましたので、自分の行う研修、そして大学院教授が行う講義を振り返りながら、省察していきたいと思います。
つい先日、大切な友人の招待で、福祉関係の管理職を集めた研修に参加させていただくことになりました。
結論から申し上げると、大変、有意義な時間でした。
参加とっていも、実際に何かに取り組むということはなく、研修講師の講義と参加している福祉関係者のやりとりや流れ、参加者の反応の変化など、傍観者としてクレープを食べながら端っこに座っていただけですが・・・
今回、紹介してくださった友人には、とても感謝です。
これでまた、当法人の研修内容について改めて検討する機会が増え、お客様にとってどんな研修をプログラムするのがベストなのか、目的も含めて考えさせられました。
さて、結論としては大変、身になる時間でありましたが、それだけでは参加した意味がありませんので、良かった点、気になった点、大学院教授の講義との違い、という3点でお話できればと思います。
【良かった点】
・研修を独自のやり方で積み重ねた講師が行う独特な研修内容を知れた。
・研修に参加する福祉関係者の考えやレベルが少し理解できた。
・4時間の研修の中で参加者の表情と意欲の変化を発見できた。
・大学院教授、自分との研修構成の違いについて理解できた。
・一部研修の方法として、反面教師的に捉えることができた。
【気になった点】
・長年、同じ研修をやっているとのことで「雑」な部分が垣間見えた。
・スタイルの問題だろうが、口調や態度が参加者を見下しているように見えた。
・経験則に基づく内容が多く、根拠が乏しい場面が多々あった。
・正解がないことを、あるかのように断言してしまう場面が多く、心配になった。
・言葉の定義が曖昧で、言語化できていない場面があった。
・経験豊富だからか、講師の絶対の自信が、私として逆に不安になった。
【大学教授との違いについて】
・大学教授は理論重視、研修講師は経験則9割以上に基づく内容構成だった。
・大学教授の研修内容には脈絡があるが、研修講師の内容にはなかった。
・大学教授は過去の文献や論文を根拠にするが、研修講師の根拠は”勘”と”経験”だった。
・大学教授の研修は感情への訴えはないが、研修講師は感情に訴える場面が多かった。
このように、これだけ大きな違いがあることが分かりました。
個人的に、気になることは多々あったものの、それでも研修参加者が満足していれば問題ないのです。
リピートが多く、様々な企業で研修されているベテランということなので、私の省察など無意味かもしれませんが、参考になることは非常に多く実りある4時間でした。
ふと気が付いたのですが、私は今年の1月から大学院に通っておりますが、大学院に通って、教授たちの講義を受けてから、法人が行う研修スタイルに変化があったのです・・
つまり、理論と根拠をもとに構成する研修です。
もし私が、大学院にいかなければ”経験”を根拠にいた独自スタイルの研修になっていたと思います。
それはそれでいいと思います。今回の研修講師のように、底力があれば。
ただ、私の中で、研修の中の講義、構成に関しては、やはり一定の科学的根拠が必要だと思いました。
決して経験則重視の講師を批判しているのではなく、今回、傍観者として参加したことで、様々な側面から『研修や講義』というものを考えることができたということです。
改めて、招待してくれた大切な友人と、研修講師の方には心から感謝申し上げます。
それでは。
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