おはようございます。
Fukushi Vision Group株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティングの塚本です。
本日は「できない・やらない・やりたくない」というお話をさせていただきます。
これまで様々な医療・介護・福祉組織を支援してきましたが、組織改革が進まない組織に共通する背景として、「できない・やらない・やりたくない」という3拍子がそろっていたような気がします。
現在、組織が抱えている人の問題について言及すれば・・
1.応募は来るけど面接に進まない
2.採用したけどすぐに離職する
3.職員のシフトが融通利かない
このような事例は、全国どこでもあると思います。
たった3つの弊害ですが、とても大きな弊害だと思いませんか?
1.応募は来るけど面接に進まない
これに言及するならば、原因は応募ではなく応募時のこちらの対応にポイントがあることが分かります。
応募があるということは、求人内容は納得と理解したうえで応募しているわけですから、あとは応募時の対応のみということになります。
応募時にどれだけ丁寧に接し、見えない相手とのメッセージでコミュニケーションを図るかにより、面接への誘致率が変わってくるのです。
果たしてメッセージだけで、適切なコミュニケーションや応募者が不安に感じている内容を払拭できるでしょうか?
無理ですよね。
ですから、弊社では応募時に必ず電話あるいはzoomでコンタクト取るように仕組みにするよう促しています。
zoomで顔を合わせることで、より安心と信頼を与えられるのです。場合によっては不安を与える可能性もありますが・・・
このような一工夫が重要なのですが、多くの組織では「できない・やらない」のですね。
とても残念で、もったいないですね。
2.採用したけどすぐに離職する
せっかく採用したのに離職されてしまっては、もったいないですね。しかし現実的にこのパターンが多いのも事実です。
問題は、おそらく入社前と入社後のギャップにあるのです。
給与、働き方、仕事内容、人間関係など、私たちで対策が打てるのは前者の3つですね。人間関係は、本人次第な部分がありますから省くとして、給与や働き方、仕事内容は入社前にしっかりと伝えることはできます。
とにかく入社してほしいので、相手に不利益のあることは言わないという面接をしている場合、私がオリエンテーションはしていますか?と聞くと、おおよそ言葉を濁します。
ではオリエンテーションの内容を決めて、可視化し、面接前に不利益となることも含めて伝えましょう!というと、「できない・やらない・やりたくない」となります。
これも残念な事例ですね。
3.職員のシフトが融通利かない
これも、本当に問題ですよね。医療・介護・福祉では副業人材を登用している中で、固定シフトの方もいますから、融通が利かないのはそれは事前約束なので仕方がありません。
ただし、それでも誰かが仕事を休んでしまうことなどあり得る話であり、そうなると利用者さんに迷惑がかかってしまいます。
できることは、固定シフトだけど緊急時や誰かが休む時などは、代わりにお願いすることもあるよ。と誓約書を書かせることや、介護施設や障害者施設できゅうに休んだ場合にどうなるか?というリスク勉強会を行うことが考えられます。
つまり教育です。
また、あるいは制度で積極的にシフトの融通を利かせることでメリットがあるように、背中を押す制度を整えることができそうです。
例えばヘルプ制度。急なシフト交換、出勤してもらった際には高額な報酬が得られるなど、制度として準備しておくことはできそうです。
これは、つまり”馬を水辺に連れていくが、水を飲むかどうかは馬次第”ということです。
こういった様々な対策が考えられるにも関わらず、「できない・やらない・やりたくない」と常に言い訳を発する職員もいます。
考えられる対策はたくさんあります。
そのなかで、何ができるか?まずはやってみよう!という思考と行動力がなければ組織は変わりません。
コンサルタントはあくまでも触媒です。
あとは組織の中の実践者次第なのです。
できなそう・・・でもやってみよう!と言葉を変えるだけで、組織は前向きになるのです!
いつまで水辺でパチャパチャ対策をやっていますか?
本当は、深い海の底まで潜らなければいけないのです!
勇気を出して踏み出してください!
それでは。
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FukushiVisionGroup株式会社 医療・介護・福祉経営コンサルティング
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